滋賀の子育て情報誌 ピースマムvol.38
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子育て世代の子育て世代のAfterBefore野洲市在住 Sさんのお悩みパパ 46歳(サラリーマン)ママ 40歳(パート)長男 9歳長女 6歳住宅:戸建教育資金の準備をしながら自分たちの老後資金の準備もしなければならないのですが、教育費を貯めることが優先になり老後資金がなかなか貯まりません。老後資金を貯めるためには、家計のどこを見直せばよいのでしょうか?また他に何か気をつけないといけないことはありますか?下の子どもが20歳になる時に、夫が定年に。教育資金を優先してしまい、老後資金が貯まりません。ピックアップチェックポイント退職金老後資金Sさんの家計簿住宅費Afterファイナンシャルプランナーの石原さんがアドバイス!今回質問に答えてくれたのは保険料が家族で月4万円かかっています。今後保険料が上がるものや保障が定年後になくなるものは、のちのち見直し対象となる可能性があります。わが家のライフプランを考えて保障と保険料が妥当かどうか見直しておきましょう。石原 敦子さんファイナンシャルプランナー(AFP)一男二女のママ。主婦目線で分かりやすいコンサルが人気。航空会社CAからFPへ転身という異色の経歴の持ち主。家計簿のどこを見直せば賢くお金を貯められるの?そんなママのお悩みにマネーの専門家ファイナンシャルプランナーの石原さんが子育て世代のママの家計簿をチェック! チェック前とチェック後の家計簿の見直しポイントも教えてもらいます!今から準備ポイント1退職金があるかないか、あるならいくらか把握していますか?これからの世代の退職金は老後の大切な生活資金となるお金です。今のうちにしっかりと把握し、足りないなら準備を始めましょう。運用成果で受け取る金額が変わる確定拠出年金の方は、目標額を決めて運用してください。運用方法がわからない場合はファイナンシャルプランナー等の専門家に聞いてみてください。無関心はだめですよ。個人年金ポイント2その他(投資など)ポイント3まずおさえていただきたいのが、個人年金保険です。毎年の生命保険料控除を受けつつ老後資金が用意できます。ただ、加入方法によっては控除が受けられない場合もありますのでご注意ください。積み立てたお金を使うのは20~30年先となると、今の低金利の預貯金では物価上昇に対応できません。国は自助努力による老後資産形成を支援する制度としてiDeCoやNISAを創設しています。少額から始めて運用に慣れておくことも大切です。お子様の成長とともに、奥様の働き方を変えて家計の収入を増やすことも大変効果的です。お子様の教育にお金をかけ過ぎて老後資金が貯まらなかった!ということのないよう計画的に準備しましょう。家計簿チェック保 険保険料が妥当かどうか確認を!財形を含めると月15万円とボーナス分は貯められます。今後必要な資金(教育・住宅・老後)を把握し、目的別に預け先を変えてみましょう。今ある預貯金もしばらく使わないのであれば、目的を決めて他の預け先を検討してみてください。貯蓄の色分けをしましょう収入に対しての住宅費割合は20%以内で適正範囲となっていますが、定年までにローンを返済し、一戸建てなら、修繕費がいつ頃どれくらい必要なのか考えて、定年までに準備をしておきましょう。定年までに住宅ローンを払い終えましょう貯 蓄check!家族構成日々のお悩みにお応えします!Before14収 入支 出パパ 46歳・会社員ママ 40歳・パート勤務子どもボーナス退職金月収 400,000円月収 30,000円児童手当 20,000円収入合計  450,000円1,600,000円10,000,000円支出合計  347,760円基本生活費 食費 50,000円 水道・光熱費 10,000円 TV・通信費 6,000円 電話(携帯含む) 15,000円 こづかい 20,000円 ガソリン 5,000円 医療費 3,000円 衣服・雑貨 10,000円 雑費 10,000円 住宅費 住宅ローン 70,000円 固定資産税 7,500円 保 険 生命保険 40,000円教育費 学費 8,000円 習い事 20,000円レジャー レジャー 10,000円車両維持費 車検代・車保険・車税金など 13,260円 貯 蓄 財形貯蓄 50,000円

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