素敵な働くママたちを取材 MOM'S REPORT

レストラン「ひまわり」 (取材の続き)

葛藤

妊娠中は切迫流産で安静を要する体であったにもかかわらず、店に立ち続けた栄美さん。無事出産したものの、店の2階が自宅ということもあって、店が忙しくなると気が気じゃなかったとのこと。現場から距離をおくことが不安で、子どもが眠っているわずかな時間に店に出ていました。

仕事と育児の両立はいつも葛藤で、子どもを優先するときにはスタッフに負い目を感じ、仕事を優先するときには子どもを叱りつけてでも言うことを聞かせようとする自分に泣けてきました」と栄美さん。子どもは決して自分の思いどおりに動いてくれないし、それでも仕事も家事も放っておくわけにはいかない…。そんな彼女の途方にくれて、ただ涙が流れるという経験が自分と重なる“働くママさん”も多いのではないでしょうか。

温かい人たち

栄美さんが大きなお腹で出産ぎりぎりまで店に出ていたので、産後はたくさんのお客さんから祝福と励ましがあったそうです。子連れのお客さんとの会話が増え、同じ時期に妊婦さんだった方は出産後も友達のように来店されるとか。出産を通してお客さんとふれあいが充実していったようです。

認可の保育園は翌春まで待機でしたが、生後4か月のときに無認可の保育園に入所。
ベテランの先生方(保育士)に安心して子どもを任せられたことと、ランチタイムだけでも仕事に復帰できたことで、栄美さんのパンパンに張りつめていた心に少しの余裕と自信が戻りました。
娘さんはというと、今では「ママお仕事がんばってね」「大きくなったらママみたいにヒマワリになるねん!」と、栄美さんの頑張っている姿をしっかり見つめています。それが栄美さんの支えにもなっているようです。

そしてスタッフとの関係は、「店を任せているスタッフに気をつかっているつもりでも、実際には自分のことで精一杯で、そこで起こっている問題に気づかず思いやり不足だったなと反省することもあります。一方スタッフは、子どもが病気になったり、保育園の行事があるたびに、何度となく助けてくれて…」。そんなふうに自分を見つめ直し、一生けん命な栄美さんだから、まわりがあったかいのだと思います。

食事の時間を大切に

「いただきます」「ごちそうさま」を言わずに食事をされている親子を意外に多く見かけます。
会話もなく、携帯を片手に食事をされているママの姿も…。
食べることへの感謝の気持ちと楽しい食事を通して、子どもの心を育んでいただけたらと思います。

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